家賃保証(サブリース)がついているから、絶対に負けない投資だ」 そう信じて始めたマンション投資。しかし、購入から3年ほど経ち、毎月手出しとなる赤字がボディーブローのように家計を圧迫してきて、しんどさを感じているのではないでしょうか。
「生命保険のように、嫌になったらすぐに解約(売却)できるだろう」と軽く考えていたものの、いざ売却しようとすると「サブリース契約がついているから売れません」「売るなら大幅な赤字になります」と不動産会社から言われ、パニックに陥る方は非常に多いです。
毎月の支払いが苦しいのに、やめたくてもやめられない。そして何より、「あと何年保有すれば、この赤字から抜け出せるのか(いつまで続くのか)」が全く見えないことに強い不安を感じているはずです。
この記事では、「マンション投資の赤字はいつまで続くのか?」というあなたの切実な疑問にお答えし、長期保有のリアルなリスクと、慢性的な赤字状態から抜け出すための具体的なステップを解説します。

ブログ管理人:藤井(不動産戦略再建家)
昭和時代後半、愛知県生まれ。地元の国立大学卒業後、メーカーに就職。仕事の傍ら、安易に投資を開始。悪質なワンルームマンション投資をきっかけに、含み損総額2000万円という地獄を経験。自己研鑽と専門家との知己を得てすべての「負動産」を利益確定で売却・正常化した経験をもとに、現在は自己の体験から相談者への「不動産戦略再建」を趣味(生きがい)としている。「不動産戦略再建」は再現性が高いことが分析と経験から判明。
私は信頼に足る専門家との連携により、以下の成果を勝ち取りました。
- 売却戦略: ワンルームマンションを残債以上で売却し、300万円の利益を確定。
- 管理改善: 一棟アパートのサブリース解除に成功。キャッシュフローは毎月15万円のプラスへ転換。
- 資産運用: 歪んだ投資知識や思い込みを捨て、年利20%を達成する堅実なポートフォリオを構築。
邪念を振り払い、本物の投資家から「不動産のイロハ」を学んだ結果、本業でも昇進・年収アップを実現しました。
なぜ、毎月手出しの「赤字」が続いているのか?
まずは、現状なぜ赤字になっているのか、そして「今売却しても大赤字になる理由」を冷静に整理しましょう。主な原因は以下の3つです。
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金利による元本減少の遅れ
毎月のローン返済額のうち、かなりの割合を「利息」が占めています。3年程度の保有では、ローンの残債(元本)はあなたが思っている以上に減っていません。 -
サブリース契約による物件評価額の低下
これが最大の要因です。サブリース(家賃保証)がついている物件は、買主(次の投資家)が自由に家賃を設定できず、自由に管理会社も選べないため、投資商品としての魅力が著しく下がります。結果として、物件の評価額(売却価格)は本来の価値よりも大幅に低く見積もられてしまいます。 -
「安く買い叩きたい」不動産業者の思惑
ワンルームマンションは、一般の人が住むために買う市場ではないため、売却先は「プロの不動産買取業者」になるのが一般的です。彼らのビジネスは「安く買って高く売る」ことですから、あの手この手であなたの物件の評価を下げ、限界まで安く買い叩こうとしてきます。
「節税になる」の嘘と、待ち受ける「デッドクロス」という罠
毎月の赤字に耐えている方の中には、購入時に営業マンから言われた「毎月手出しがあっても、確定申告で税金が戻ってくるから節税になりますよ」という言葉を心の支えにしている方もいるかもしれません。
しかし、これも「初年度だけ」の罠です。
物件を買った最初の年は、登記費用やローン事務手数料、不動産取得税など、数百万円単位の初期費用を「経費」として計上できるため、帳簿上は大赤字になり、確かに税金が大きく還付されます。しかし、2年目以降はこれらの特大経費がなくなるため、節税効果はガクッと落ちます。
さらに数年後、あなたを待ち受けているのが「デッドクロス」と呼ばれる資金繰りの悪化です。
年数が経つと、ローンの返済額のうち「経費にできる利息」の割合が減り、「経費にできない元金返済」の割合が増えていきます。さらに、設備部分の減価償却(経費)も15年で終わります。 これが交差(クロス)すると、どうなるか。
「帳簿上は利益が出ている(黒字)ため税金がガッツリ取られるのに、ローンの元金返済で手元の現金は毎月消えていく」という最悪の逆転現象が起こります。つまり、「待てば赤字が良くなる」どころか、数年後には税金の負担まで重くのしかかり、手出しの赤字(キャッシュアウト)はさらに悪化していくのが現実なのです。
赤字はいつまで続く?「売却してトントン」の厳しい目安
「いつまでこの赤字に耐えればいいのか。あと3年? 5年?」 検索してこの記事にたどり着いたあなたが一番知りたいのは、この具体的な数字でしょう。
客観的な現実をお伝えします。新築のワンルームマンションをフルローン(頭金なし)で購入した場合、売却額とローンの残債がトントンになり、赤字なしで手放せるようになる目安は、概ね「10年〜15年後」です。
購入から3年程度では、絶対にトントンでは売れません。 なぜなら、新築マンションは「中古」になった瞬間に、業者の利益(新築プレミアム)が剥がれ落ち、市場価値が2割〜3割ほど下落するからです。一方で、最初の数年はローンの支払いが「利息」ばかりで元金(残債)がほとんど減りません。加えて、サブリース契約により物件評価額が下がるため、10年以上の歳月が必要になってしまうのです。
購入から3年〜5年という時期は、「残債はたっぷり残っているのに、物件の価値は下がっている」という、マイナスのギャップが最も大きい厳しいタイミングなのです。
「35年ローンを完済する」という選択肢も現実的ではない
「15年も売れないなら、赤字でも気合いで35年耐え抜いてローンを完済しよう。そうすれば、毎月の家賃が丸々入ってくる『打ち出の小槌』になるはずだ」
もしそう考えているなら、その期待は見直す必要があります。冷静にシミュレーションしてみましょう。35年後、あなたのワンルームマンションは「築30年超の古い物件」になっています。
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家賃は大幅下落:
築30年超のワンルームに、今の高い家賃のまま住んでくれる人はまずいません。家賃は数万円単位で下落しているのが普通です。 -
維持費の倍増:
建物が古くなれば、修繕積立金は現在の2倍、3倍に跳ね上がっています。さらに、エアコンや給湯器などの設備交換費用(数十万円)も定期的に自己負担で発生します。 -
税金は続く:
ローンは終わっても、固定資産税の支払いは毎年続きます。
完済した頃には家賃収入が大きく減り、維持費ばかりがかさむため、手元に残る利益は月に数千円〜1万円程度ということも珍しくありません。35年間も毎月赤字に苦しみ、見えない不安に耐え続けた結果(投資対効果)としては、あまりにも割に合わないと言わざるを得ないのが現実です。
慢性的な赤字を終わらせるための「3つの条件」
いつ終わるかわからない赤字から抜け出し、適正な価格で手放すためには、ただ時間を過ごすのではなく、以下の「3つの条件」を揃える必要があります。
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金利に負けない「最低限の保有期間」
購入直後はどうしても諸費用などのマイナスが大きく、残債も減っていません。金利の支払い割合が減り、ある程度残債が減るまでの期間は耐える必要があります(すでに3年経過しているなら、動き出す準備を始めるタイミングとしては悪くありません)。 -
評価額の足を引っ張る「サブリースの解除」
これが最も重要です。サブリースがついたままでは物件の評価額は底を這い、業者から安く買い叩かれる口実を与え続けるだけです。 -
買い叩かれないための「最低限の知識」
買取業者に足元を見られないよう、相場を把握し、正しい商流で交渉する知識が必要です。
一刻も早く赤字から脱出する鍵は「家賃の引き上げ」
赤字から脱出し、物件を高く売却して「投資を終わらせる」ために、避けては通れない非常に重要なステップがあります。それは、サブリース解除後の「家賃の引き上げ」です。
収益還元法:数千円のアップが「数百万円」の価値に
「家賃を数千円上げたところで、毎月の赤字がちょっと減るだけでしょ?」と思ったら大間違いです。投資用不動産の価値は、家賃収入をもとに算出される「収益還元法」によって決まります。
例えば、利回り4%で評価されるエリアの物件の場合、家賃をたった1万円引き上げるだけで、物件の評価額(売却価格)は300万円も跳ね上がります。
たとえ3,000円、5,000円の引き上げであっても、売却価格には数十万〜百万円単位のインパクトを与えます。今の「サブリース会社に安く買い叩かれている家賃」を適正な相場まで引き上げることこそが、残債を上回る価格で売却し、赤字を終わらせるための最短ルートなのです。
最大の壁「サブリース解除」は一筋縄ではいかない
家賃を引き上げるためには、当然ながらサブリース契約を解約し、自分で募集条件をコントロールできる状態にする必要があります。ですが、ここが最も困難なポイントです。
「借地借家法」が不動産会社を守る盾になる
日本の「借地借家法」という法律は、本来「住む人(弱者)」を守るためのものですが、サブリース契約においては「借り手である不動産会社」を守る盾として機能してしまいます。会社側は「正当な事由がない限り解約は認めない」と一点張りで、解約を拒むのが常套手段です。
弁護士なら解決できる?「着手金目当て」の罠に注意
「法律の壁があるなら、弁護士に頼めばいいのでは?」と考える方もいるでしょう。しかし、ここにも注意点があります。サブリース解約を謳う弁護士の中には、多額の「着手金」を得ることだけが目的で、実際には解約まで持ち込めない、あるいは非常に時間がかかるといったケースが散見されます。訴訟になれば時間も費用も膨大にかかり、その間も毎月の赤字は垂れ流し。これでは本末転倒です。
毎月の赤字を終わらせ、不動産投資から足を洗うために
「サブリースだから売れない」 「一生、赤字を払い続けるしかない」
そう絶望する必要はありません。サブリース解除には、法理を盾にした交渉だけでなく、不動産業界の力学を利用した「特有のコツ」があります。
私はこれまで、ブログを通じて相談をいただいた方のケースを含め、60社以上のサブリース解除を成功させてきた実績があります。また、現役の不動産営業マンへのインタビューを繰り返し、どこに交渉の余地があるのかという「業界の裏側」を徹底的に学んできました。
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あと何年、この赤字に耐えればいいのかわからない
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解約したいと言っても、管理会社に相手にされない
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とにかく一刻も早く、この投資を損せずに終わらせたい
もしあなたが今、不動産投資を辞めたい、赤字から脱却したいと考えているのであれば、ぜひ一度ご相談ください。何かしら役に立つアドバイスができると思いますよ。






